まず結論|順番を飛ばすと、あとで戻ることになります
練習でつまずく方の多くは、いきなり眉の形を描こうとしています。ですが、一定の太さ・深さで線を引けないうちに形を描いても、形の練習になりません。線がぶれている原因と、形が崩れている原因を切り分けられなくなります。
練習の順番
- 直線を引く:同じ太さで、同じ深さで、同じ長さの線を引く
- 曲線を引く:手首ではなく腕全体で動かす感覚をつかむ
- 線をそろえる:間隔を一定にして並べる
- 毛流れを作る:角度を変えながら束にする
- 眉の形に入れる:ここで初めてデザインと合わせる
1と2ができないうちに5へ進むと、「なんとなく違う」まま量をこなすことになります。
人工皮膚でできること、できないこと
| 人工皮膚 | 実際の皮膚 | |
|---|---|---|
| 線の引き方 | 練習できる | — |
| 手の動かし方 | 練習できる | — |
| 深さの感覚 | ★近いが同じではない | — |
| 出血の有無 | 再現されない | ある |
| 色の入り方 | ★再現されない | 個人差が大きい |
| 退色 | 再現されない | 1〜3年程度とされる |
人工皮膚は手の動きを作るための道具です。色の入り方や退色は再現されないため、「人工皮膚できれいに入ったから大丈夫」とはなりません。
※参考:独立行政法人 国民生活センター 公表資料(退色の目安について)
自分の線を見直す方法
- 練習した皮膚を写真で残す(同じ距離・同じ明るさで撮る)
- 1週間前のものと並べて比べる
- うまくいかなかった線に、原因の見当をメモする
- ★感覚ではなく、記録で比べる
人に対する練習は、医師の指示のもとでのみ行えます。知人同士で練習し合うことはできません。
よくあるご質問
- アートメイクの練習は人工皮膚だけで十分ですか?
- 線の引き方と手の動かし方は練習できますが、色の入り方や退色は再現されません。実際の施術は、指導のもとで経験を積む必要があります。
- アートメイクの練習時間はどのくらい必要ですか?
- 一律には言えません。到達したい状態から逆算して、段階ごとに「できた」の基準を決めるほうが進みます。
- 家族や友人にアートメイクの練習をしてもいいですか?
- できません。アートメイクは医療行為であり、医師の指示のもとで行う必要があります。
- アートメイクの練習用の人工皮膚はどこで買えますか?
- 通販で購入できます。厚みや質感に差があるため、同じ製品で練習を続けたほうが、変化を比べやすくなります。
参考にした資料
- 独立行政法人 国民生活センター「アートメイクの危害」公表資料
- 厚生労働省「医師法第17条…の解釈について」
アートメイクは医療行為です。施術は医師、または医師の指示を受けた看護師が行います。
本記事は学習のための情報提供であり、個別の判断や契約についての助言ではありません。