まず結論|順番を変えるだけで、トラブルは減ります
希望を先に聞いてしまうと、そのあとで「できません」と言いにくくなります。先に適応を確認し、そのうえで希望を伺う順番にします。
① 施術できないケースの確認
- 金属アレルギーの有無
- 妊娠中・授乳中かどうか
- ケロイド体質かどうか
- 皮膚疾患の治療中かどうか
- 服薬状況(抗凝固薬など)
- 当該部位の手術歴
- MRI検査の予定
酸化鉄系の色素は金属成分を含むため、MRI検査時に熱感を生じたという報告があります。検査前に施術歴を申告する必要があることを、必ずお伝えしてください。
※参考:独立行政法人 国民生活センター「アートメイクの危害」公表資料
② 希望を引き出す
「どんな眉にしたいですか」と聞いても、多くの方は言葉にできません。選んでもらう形にすると出てきます。
- 普段のメイクを見せてもらう(描き方に希望が出ています)
- 画像を複数見せて、近いもの・遠いものを選んでもらう
- 「どこが違うか」を言葉にしてもらう
- その言葉を記録に残す
③ 認識をそろえる
- デザインは必ず写真で残す(同意を得たうえで)
- 施術直後と、退色後の見え方が違うことを説明する
- 色は個人差があり、期間を断定できないことを伝える
- 説明した内容を記録に残す
「思っていたのと違う」の多くは、施術直後の色を完成形だと思っていたことから起きます。経過の説明は、施術前に済ませておきます。
よくあるご質問
- アートメイクのカウンセリングで最初に聞くことは何ですか?
- 施術できない理由がないかの確認です。希望を先に聞くと、あとで断りにくくなります。
- アートメイクができないのはどんな人ですか?
- 金属アレルギー、妊娠中・授乳中、ケロイド体質、皮膚疾患の治療中の方などは施術できない場合があります。判断は医師が行います。
- アートメイクとMRI検査は関係ありますか?
- 酸化鉄系の色素は金属成分を含むため、検査時に熱感を生じたという報告があります。検査前の申告が必要です。
- アートメイクのデザインは記録に残すべきですか?
- 残してください。仕上がりの認識のずれを防ぎ、経過を追ううえでも必要になります。
参考にした資料
- 独立行政法人 国民生活センター「アートメイクの危害」公表資料
- 厚生労働省「医療広告ガイドライン」
アートメイクは医療行為です。施術は医師、または医師の指示を受けた看護師が行います。
本記事は学習のための情報提供であり、個別の判断や契約についての助言ではありません。